アメリカ留学日記【イキアタリバッタリ】

2016年9月から約1年間アメリカのオレゴン大学に留学していました。何気ない日常の中の気づきを書いた日記や、留学情報まとめなどを発信していきます。

学校では教えてくれない留学情報①【留学するか迷っている人へ】


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留学に行く人の目的は人それぞれです。

「海外で親元を離れて自分の力で生活したい」「異文化を体験したい」「現地の言葉を話せるようになりたい」「外国人の友達が作りたい」「現地の最先端の授業を受けたい」などなど。

実際にアメリカに1年間留学した僕としては、どんな目標であっても留学に行く価値はあると思っています。なぜなら、あまり目的も持たず、とりあえず渡米してみた僕でさえ、様々な学びや気づきを帰ってきたからです。

今回は、「とは言っても留学大変そうだし…」というあなたに、「そんなことねえぞ!」という感じてもらえるように、お話ししていこうと思います。

 

 

留学に必要な語学力をつけるには

僕が留学したアメリカで言うと、まずはTOEFLと言うテストで一定の点数を出す必要があります(ヨーロッパの大学はIELTSという試験を使うことが多いようです)。また、日常生活を送るために必要な語学力をつけるにはどうすればいいのか心配だと思います。でも大丈夫です。意外にそこまでハードルが高いものではないんですよ。

TOEFLには正攻法がある

1. TOEFLのセクションは4つ

reading listening speaking writingの4つのセクションに分かれていて、それぞれが30点ずつで120点満点です。読み書き以外に加えて、リスニングとスピーキングがあるのが特徴です。しかし、あとで説明しますが、英語ができなくても留学に必要な点数を取ることはそれほど難しくはないのです。

TOEFLiBTは留学先の大学が英語力を図る指標として使うことが多く、指定のスコアを越えない限りは出願できません。それ以外にも留学が決まってからTOEFLのスコアによっては英語のクラスをとらなくてはいけなかったり、とれるクラスが限られてしまうこともあります。(ヨーロッパの大学はIELTSという試験を使うことが多いようです。)そんなTOEFLですが、reading listening speaking writingの4つのセクションに分かれていて、それぞれが30点ずつです。

僕の通っているオレゴン大学の交換留学の最低ラインは61点だった気がします。(僕のスコアは3回目にして65点でした。笑)僕の点数は全くいい点数とは言えないので(交換留学として選べる大学も少なかった)、あまり勉強法については詳しく話しませんが、結局TOEFLにも正攻法があります。

2. どのくらいの点数を取ればいいの?

僕の通っていたオレゴン大学の交換留学の最低ラインは61点だった気がします。(僕のスコアは3回目にして65点でした。そう、半分取ればいいのです笑。ちなみに、語学学校から、学部の授業に移行して行くスタイルなら45点くらいから留学可能だったと思います。

3. TOEFLには正攻法がある

例えば、speakingやwritingでは、点数がとりやすい文章の構成があります。(これはTOEFLの公式の参考書にも書いてあることなので確実です。)僕もこの構成通りに答えたので、ひどいアクセントで、パニックになりながら、自分でも正直何を言ってるのかすらわからない状態でしたが、30点中15点くらいは3回とも取れていました。(あー、うー、とかだけしか録音できなかったパートもありました。笑)

4. 良い点を取るまで、ひたすら受けまくるべし

とにかくTOEFLはものすごい長かったり、何が問われていて、何をすればいいのかとか、どうやって問題を解くかが最初のうちはわからないので、何度か受験することをお勧めします。正攻法については検索すれば本当に多くのサイトが出てきますし、参考書もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

5. 注意点

TOEFLにもいろいろな種類がありますので、自分の大学がTOEFLのどの種類のスコアを要求しているのかはチェックしておきましょう。
また、TOEFLはスコアが送られてくるのに時間がかかります。WEBサイトでチェックすることがでいるので、自分がいつまでにスコアが必要なのか、調べたうえで受験日を考えてください。

 

安く、短期間で、英語力をつけるには

TOEFLの試験でも、現地の生活でも心配なのはスピーキングとリスニングですよね。ただ、英会話教室に行くのも高いし、そんな時間もないという方におすすめなのがオンライン英会話です。オンライン英会話はメリットだらけです。

1.なによりも安い

僕の利用していたオンライン英会話(下記に記載)は、毎日25分で6000円程度でした。

2.時間の融通が利く

朝早くから、夜中まで自分の予定に合わせて予約ができるので忙しい方でも問題ありません。基本的にはスカイプさえあればどこでも利用できるので、家にいなくても利用することもできます。わざわざ英会話教室まで行く手間も省けていいですよね。

3.海外に友達ができる

基本的には生徒と講師は授業以外でプライベートに関係を持つことは禁止されているようですが(SNSの交換なども含め)、同じ講師を受講していれば仲良くなって、授業以外でもチャットしたりするようになれるかもしれません。僕は運よく仲良くなれたので、フィリピンに会いに行ったりもしました。

ちなみに、僕が利用していたのはレアジョブというオンライン英会話です。



先生の英語力や質もとても高く、レベルやクラスも様々でとても英語力アップに役立ちました。(オンライン英会話を3ヶ月続けたらフィリピンに行くことになった

ぜひ一度、無料体験だけでもしてみてください!

 

留学でどこまで英語ができるようになったのか(実体験)

1.リスニング

これはかなり上がったのかなと…。やっぱりまだ聞き取れないことはたくさんあるし、特にいつも話している人以外と話すときは「おお?なんて言った?」ってなることはあったりします笑。

ただ、ほとんどの場合は聞き取れるし、言ってることはほぼ理解できます。ただ、ある程度聞き取れるようになった今、ここに来たばかりの頃に何を聞き取れて、何を聞き取れていなかったのかはあまりはっきりしていないので具体的に伝えることはできないのですが、アメリカ人の友達からも「来たばかりの頃は言ってることも全然理解できてなかったから、ほんとに上達したね」と言ってもらえています。

2.スピーキング

ここは何とも言えないところ。言いたいことすべてを完璧に伝えることが出来るかと言われれば、まだまだ全然できません。詰まってしまうこと、発音が悪くてうまく伝わらないこと、文法的に違い意味にとられてしまうことは少なからずあるので、スピーキングはまだまだだなあとつくづく思ってしまいます。

まだまだ日本語で考えながらしゃべるときもあるし、単語が思いつかないこともしばしば。そんなこんなで、僕の思い描いていたほど上達していないなあという感じ。これはどの留学生の悩みでもあるんだろうなあ。上達したことは確かですが、英語を聞く耳がよくなったこともあり、自分でも「あー、なんか俺の発音ちゃうよなー」というのが気になってしまいます。

3.リーディング

これはごめんなさい。全然うまくなった気がしないどころか、単語力という面では受験期より下手な気もします。ただ、単純に英語に慣れたので、読むスピードだったり、疲れずに読める量は増えたんじゃないかなと思います。

単語力に関しては、フランス語やアラビア語、ギターのクラスなどリーディングの宿題がない授業ばかり取っていたので特に英語を読む機会も多くなかったのです笑。ただ、僕みたいに変なことをしていなければ、宿題などで大量にリーディングをする機会があるので必ず上達すると思います。

少なくとも僕が言えるのは、英語そのものにはやや慣れたということもあり、読むときの抵抗感みたいなものはかなり減少したと思いますね。

4.ライティング

うーん。語彙力が上がったこともあって、表現のバラエティは増えたように感じますが、アカデミックライティングとしてどのくらいうまくなったのかは何とも言えません。ただ、リーディング同様に英語に対する抵抗感が減った分、比較的楽に感じます。ただ、日本語でもレポートを書くのは苦手なので…。笑

5.文化

なんで英語の中に文化という分野を入れたのかというと、文化もコミュニケーションのひとつだなととても痛感しているからです。アメリカ人と仲良くなるにはアメリカ人の文化の中で生きていくということで、はじめましてのあいさつからアメリカ人のようになりきらなければ、なかなか馴染んでいけないのです(日本人として礼儀正しい姿勢とかアイデンティティは崩したくないのでその辺のバランスはとても難しいです)。

ただ、アメリカ人との付き合い方をなんとなくつかんできたのは最近になってからな気がします。それから、格段に友達が増えたし、会話も弾むようになってきたように感じます。最初の頃は何を話せばいいのかもわからなかったのでこれも大きな成長のひとつかなあと思ったりしてます。

 

アメリカ留学は英語だけでなく、ものすごい課題の量で勉強が大変だという話はよく話ですよね。

英語でいっぱいいっぱいなのに課題やレポート、それどころか授業の内容にすらついていけるか不安で留学を迷っているという方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、僕の留学している大学を例にとって大学の勉強事情を紹介したいと思います。

アメリカの授業は大変じゃないの?

1. 授業

基本的に授業で使われる英語のスピードは教授によって全く異なります。ただ、正直ネイティブ英語のスピードに慣れていなかった僕はなかなかすべてを理解すること難しかったです。ただ、全くついていけなかったかというとそうでもありません。多くの授業ではパワーポイントが使われるので、流れにはついていけます。そして何より、アメリカにはオフィスアワーのシステムがかなり浸透していて、授業外で直接教授やアシスタントの学生と一対一で話ができるのです。僕は留学生であることをアピールする意味も込めて(レポートなどでおまけしてもらえることが多い)、毎週オフィスアワーに通っていました。同じ授業に友達をつくることができればさらにいいです。僕は寮の友達がとっていたので、よく助けてもらっていました。

2. 課題

結論から言うと課題の量は確かに多いです。まったく勉強しない日というのはなかなかないのが実情だと思います。ただ、大学の近くに住んでいる(寮)ことや、バイトがないことを考えるとそんなに大変ではありません。実際に知識が蓄積されている感じがあって、ダラダラ日本で勉強していたのに比べるとそこまで苦痛にも感じません。課題のほとんどはリーディングです。リーディングの課題は授業に関連していることなので、授業中の英語のリスニングの助けにもなります。

3. レポート、テスト

レポートは日本語ですら苦手な僕は少し苦戦しました。それでも、多少は留学生ということで少しはおまけしてもらえていたことは間違いありません。笑 とにかく形として仕上げて、期限までに提出すればものすごい低い点数を付けられることはありませんでした。テストも同じく、おまけしてもらっていたように感じます。辞書の持ち込みなどはあらかじめ話しておけば使用許可をもらえることが多いです。

終わりに

色々と話してきましたが、結局行動あるのみです。行ってしまえば、できるできないではなく、やるしかないのです。強引な言い方に聞こえるかもしれませんが、留学に行っている人でも、不安を抱えながら必死に過ごしている人は多いのです。そんな異国で生活はあなたの自信につながるはずです。みなさんが留学に一歩踏み出す手助けができたら嬉しいです。