アメリカ人が考える「大学」とは
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国が違えば文化も違う。
今回は世界の大学ランキングで上位に多数の大学を送り出しているアメリカでは、大学とはどのような存在なのかを、留学を通して感じたことを紹介します。
「大学」の存在意義
1. 大学は「ソーシャライズ」
アメリカの大学生は圧倒的に寮や近くのアパートに住む人が多いです。そして、だいたいルームメイトがいるのも特徴ですかね。大学1年生はフレッシュマンドームと言って、一年生が多く集まる寮で1年目を過ごします。これは、幅広い人と人脈を作るという意味でとても重要視されているようです。友達の家に訪ねた時、大学生活の会話の中でそういった類の話はよく耳にしました。
2. 大学は「将来の職」
アメリカでは大学でどんな勉強や活動をしてきたかが、企業に入る際に最も重要視されます。そのため、マーケティングを勉強した人はマーケティングの仕事に就き、営業の仕事にはつかないというのがベーシックな考え方です。そのため、大学1年生の多くは真剣に自分の専攻を考えます。アンディクリアーと言って、専攻なしで、一年模索する人も多くありません。日本のように大学に入る前から学部が決まっていることもなく、帰ることも自由です。(ただし、4年では卒業できないかもよ、という考え方ですが…笑)
3. 大学は「選ぶもの」
アメリカは他の大学に編入することは珍しいことではありません。多くの友達がカレッジや、他の大学からの編入生です。もちろん単位も引き継いだりしていますし、金銭的にもカレッジで数年勉強し、大学に編入してくるような人もいます。日本人としては不思議な感覚ですね。
まとめ
アメリカの大学ではいつでも専攻を変えることが出来ます。
それどころか、Undeclearと言って、専攻なしという状態でいることも可能です。なので一年生はUndeclearの状態で興味のある専攻の授業をとってみてから、専攻を決めるという人も少なくありません。しかし、当然卒業するためには専攻科目で決められた必修科目や単位数を満たす必要があるため、「いくらでも専攻は変えていいけど、卒業に何年かかるかはあなた次第だよ」というスタンスなわけです。笑
アメリカでは4年以上かけて卒業することは普通なことなので、アメリカらしいと言ったらアメリカらしいですね。アメリカの大学システムは学生それぞれに完全に任せているようで、世界のトップな理由がなんとなくわかる気がします。