アメリカ留学日記【イキアタリバッタリ】

2016年9月から約1年間アメリカのオレゴン大学に留学していました。何気ない日常の中の気づきを書いた日記や、留学情報まとめなどを発信していきます。

【完全版】英語の勉強法とメリットまとめ


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英語を最も効率よく学ぶには

1.音読、速読、リスニング

今までのあらゆる勉強方法の中で、やはりこれが一番効きました。
まずは意味を理解しながら一通り文章に目を通します。そして、あとはできるだけ早く音読。慣れてくると意味を考えながら読めるようになります。音声に続いて文章を読むという作業も間に入れると発音に耳が慣れていきます。

僕は現在も、フランス語のショートストーリー集の音声付きの本を買って練習しています。

ちなみに僕が受験生の時に一番使っていたのはこのシリーズ!
特に入門編は単語が簡単なので速読には最適です。何度も何度も繰り返し読んで、慣れてきたら次のレベルに行くことをオススメします。

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2.話し相手になってくれる友達をつくる

英語を話す友達ができてから、英語がすらすらと出てくるようになりました。
やはり、友達と話したり、メッセージをしていると、よく使うセンテンスや単語が自然と頭にインプットされます。

そのため、いざ英語を使うときに、言いたいことがすらすらと出てくることが多くなるのです。アメリカにもフランスからの留学生がいるので、週に一回だけですが、個人的にフランス語会話をしてもらっています。なかなかそんな友達が見つからないという方には、英語のオンライン英会話をお勧めします。

これは、僕もやっていたのですが、これのおかげで英語の抵抗感がなくなったので、すべてのきっかけになったと言っても過言ではありません。オンライン英会話についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

 

言語取得にまつわる言語学を学んで効率化

1.アクセントを克服する方法は?

思春期以降はネイティブアクセントを完全に獲得することはほぼ不可能とされています。しかし、重要なのは言語はとても多様だということです。たとえば、ネイティブスピーカーもみなアクセント(日本でいえば方言)や語彙選択が地域によって異なります。ネイティブでも日本人のようにRの音がないアクセントで話す人もいるのです。

それでも彼らがコミュニケーションをできる理由の一つに伝えかたがナチュラルだからというのがあると思います。例えば語彙、定型文。こういったものは年齢関係ないく勉強できるものです。映画を見たり、ネイティブと話したりするときはネイティブスピーカーが「どういった表現の仕方をするか」を意識するといいかもしれませんね。

2.言語ごとに得意な分野ができる

当たり前のようですが意外と勘違いしがちなのが、その言語が流暢だからと言ってすべてについて話せるというわけではないということです。どういうことか簡単に言うと、例えば留学をしたからと言ってかならずしも政治の話ができるようになるわけではないのです。

僕の場合でいえば、言語学アメリカで学んでいるため言語学については英語でも話すことが出来ます。しかし、英語で学んだ用語は日本語でなんていうのかはわかりません。一方、マレーシアでのボランティアで学んだこと、現地の状況などは日本語で説明できるものの、英語でうまく置き換えて説明することはできません。

このように言語の使用用途に応じてできることできないことがあるということです。留学を考えている人や、ワーキングホリデイを考えている人などは、自分の上達したい分野を勉強しないと、その言語を使っている分野でしかなかなか大きな成長は感じられないということを頭に入れておくといいですね。

3.通訳は特別な勉強が必要

2で話したように通訳というのも一つの分野にすぎません。ということはその言語が話せるからと言って必ずしも通訳ができるというわけではないということです。どのように通訳するのか特別な勉強が必要だということですね。

4.言語は無意識に行われるもの

言語は意識的に話しているようでほとんど無意識で行われるものです。そもそもどうやってその音を出すのか、なぜ多くの表現の中からこの表現の仕方を選んだのかなどなど説明できるものではなりません。ということはつまり、無意識的にその言語を扱えるくらいに繰り返し使い続けるかが言語取得には必要ということです。

5.幼いころからのバイリンガルにとっての第二言語は全く異なるもの

ちなみに、幼いころからのバイリンガルの人にとっては第二言語は全く異なるものです。言語学的調査によると幼い子供は二つの言語を一つの言語として学び、場面に応じてそれを使い分けるようになるようです。つまり僕らでいうと、友達と話す時と先生と話すときに話し方を変えるようなものなのです。ちなみに思春期までは「音」を獲得することが出来るため、ネイティブのアクセントを獲得できるのです。

英語が話せるとどんなメリットがあるの?

1.まずは何より友達の輪が広がる

多くの言語を話せるほど友達の輪は自然と広がるものです。何より英語は世界中で話されている言葉で、話せるだけで英語圏だけではない友達も作ることができますよね。英語だけでなく、スペイン語やフランス語な、中国語など本当に多くの人が話している言語は世の中にたくさんあります。

2.情報の幅が広がる

一番大きなメリットはここかななんて思ったり。日本語では出てこないような情報も、英語だと意外と出てくることも多いのは確かです(もちろんその逆もしかり)。つまり言語の数だけアクセスできる情報の数が増えるのです。僕は旅行が好きなので、よく調べたりするのですが、なかなかその国の情報は簡単には手に入らないものです。現地で使われている言語で調べられたらどんなに楽か。お得な情報も簡単に手に入ることだってあります。それ以外にも常にいろいろな場面でいろんな角度から情報を得られるのは間違いなくメリットですよね!

3.趣味が増える

洋楽やラップ。映画やドラマ。英語の上達をきっかけに趣味が増えたことも少なくありません。とくに映画やドラマは日本語字幕なしで見れるとかなり楽だし、本当の意味を理解しているような気がしてより面白くなります。言語に触れるということは文化のひとつに触れるということです。

4.旅行が楽になる

旅行するときにその国の言葉が話せると旅行もかなり楽になるものです。何をするのがおすすめ?どこが危険?どうやってここへ行くの?なんて話が出来たら、いちいち地図を見て不安なまま歩く必要もないです。また、レンタカーやホテルのチェックインなどでの会話で大事な情報を聞き逃してしまったり、ツアーガイドさんの話が分からなかったり、早口で話されてお金をだまし取られたり、そんなこともなくなるのです。これは実際に僕が旅行をしていて起きたことだったり、友達から聞いたりした話なので本当ですよ。

5.新しい価値観に出会える?

言語を学ぶのと文化を学ぶのは全く別のことのように思えて、意外とそうではないのです。その国の人の価値観や考えかたなども言語を学ぶうちになんとなくわかってくるものです。当たり前だったものが、こんな表現の仕方があったかとか、日本とはここがこんなに違うんだと気付くと言語習得だけではなく違った楽しみも見つけられます。町を歩いていて、現地の人の話している内容がわかったり、現地の人と実際に直接話せるとなおさらですね!

6. 他の言語取得が簡単になる

1 単語や文構造などが似ているものがある。

例えば、英語とフランス語は共通している単語や似ている単語が多くあります。そのため、1から単語を覚える必要もなければ、長文を見ても何となく言っていることがわかったりします。

それ以外にも少し話せるマレー語はアラビア語を習った際に文構造が似ているように感じました。このように、新たに学ぶ上ですでに習った言語が助けになる場合があります。

2 言語に対して柔軟になる

はじめて英語を勉強した時には長文でわからない単語がある時、リスニングで聞き取れない部分がある時、完璧な文で話すことができない時、それだけで諦めてしまっていた記憶があります。

しかし、大学に入り、英語を学び、フランス語を学び、マレー語を学び、アラビア語を学んで、中国語をかじった僕にとって、そんな感情はほとんどなくなったように感じます。

よく考えてみれば日本語だって聞き取れていない部分がある時は多々あります。その部分をほかの部分で補いながら、なんとなく予想して聞いていることが多いのです。また、読めない漢字がある時だって少なくありません。それでもいちいち調べることは多くないですよね。

言語ってそんな風に捉えられるようになると強いと思います。完璧じゃなくたっていいんだ、伝えられるんだという自信は言語能力というより、言語の実用能力の向上につながると思います。

まとめ

ということで、今回は英語の勉強法とメリットをまとめてみました。翻訳機の発達などにより、言語取得の意味は薄くなると言われていますが、やはり翻訳機を通さずに会話できたり、第一次情報を得られるのはとても大きなメリットだと思います。少しでもみなさんのお役に立てたなら嬉しいです。